「液状化防止注入協会は」は平成14年に前身の「超多点注入工法研究会」設立以来「地盤注入開発機構 恒久グラウト・本設注入協会」の協力を得ながら、超多点注入工法の営業活動を行って参りました。
この度、会長に末政直晃東京都市大学教授、最高顧問に米倉亮三東洋大学名誉教授を迎え、仕様規定に代わって導入が高まっている性能設計に対応した産学共同研究を強化し、更に超多点注入工法にエキスパッカ工法・3D工法を取扱い技術に加え、「急速浸透注入3工法」として今後その市場が拡大すると予想される液状化対策工と護岸強化工事に対応すべく、従来の「超多点注入工法研究会」の名称変更を行い、「液状化防止注入協会」として拡大発展を行うことに致しました。
「恒久グラウト・本設注入協会」の開発した急速浸透注入工法(超多点注入工法・エキスパッカ工法・3D工法等)に使用される恒久グラウト®材(溶液型パーマロックASFシリーズによる液状化対策工、懸濁型ハイブリッドシリカシリーズによる護岸強化工事等)による本設工事は700件以上、注入量は2億ℓ以上に達しております。
又、液状化対策等本設注入工事にはかかすことのできない環境保全技術であるコンクリート保護機能を持つマスキングシリカ®はシリカゾルグラウト、パーマロックASFにも適用されております。
更に「恒久グラウト・本設注入協会」は、液状化対策の設計に必須となる現場採取土を用いた配合設計、注入設計等の試験研究機能や多数の施工実績におけるデータ集積機能を持つ本設注入試験センターを強化土研究所内に設け、会員各位に対するコンサルティング業務を行うと共に、工事取得に役立つ営業技術資料等をご提供致しております。
これらの技術を集積した「恒久グラウトと注入技術」は「平成14年度社団法人地盤工学会技術開発賞」受賞など数々の評価を頂いており、「超多点注入工法研究会」として、更に「恒久グラウト・本設注入協会」との連携を強化し、「液状化防止注入協会」として活動強化することは、多数の施工実績を背景に岸壁背面狭隘部または供用中の滑走路下部などの液状化防止対策や護岸補強工事にこれまで以上に様々な提案が可能になり、港湾・空港等の公共施設の地震災害防止に一層の寄与を行うことができると考えております。
地盤注入開発機構 恒久グラウト・本設注入協会取扱い技術 「平成14年度地盤工学会技術開発賞」受賞技術を中心とし、更に今後恒久グラウト・本設注入協会が推進中の産学共同研究技術を追加していきます。
上記技術を用いた、港湾・空港部への施工、並び護岸補強技術に対する応用開発を主題とし、これら地域における工法適用の細部検討、データの集積及び当該工法の発展に寄与すべく、施工性、経済性のさらなる向上を目指します。